派遣社員の業務設計について

同じチームに派遣社員がいます。派遣社員のことについて、否が応でも考えざるを得ません。

先日、こんなことがありました。

同じグループに所属している派遣社員A。
業務上は、かなり手が空いているように見えるようで、周囲からは「その秘書は暇なのではないか」と見られているようです。
その結果、別の部署から「空いているなら、その時間をうちの部署の業務に使ってほしい」という要望が出ました。

私は、この考え方には違和感があり、「それは違う」という立場。
なぜなら、派遣社員は、社内の都合で自由に融通できる“共通人材”ではないからです。

ただ、自分の考えに自信が持てず、うまく文字に落とせないので Chat GPTにも聞きました。
結果、
派遣社員は“空いている人”ではなく、“契約に基づいて働く人”とのこと。
派遣という働き方は、正社員を社内で柔軟に配置するのとは性質が異なります。
厚生労働省の資料でも、派遣契約では業務内容、就業場所、組織単位、直接指揮命令する者などを明確にする必要があるとされています。つまり、「誰のもとで、どこで、どのような業務を行うのか」は、あらかじめ整理されているべきものです。

問題の本質は、“暇な人がいること”ではなく“契約設計が合っていないこと”

もし本当に、派遣社員の業務量が少なく、手待ち時間が多いのだとしたら、考えるべきなのは「別部署で使うこと」ではありません。

本来見直すべきなのは、

  • その業務に、本当にその派遣社員の配置が本当に必要なのか
  • 契約している労働時間は適切なのか
  • 派遣で担ってもらう業務範囲は妥当なのか

という点です。

つまり、問題があるとすれば、それは個人の働きぶりではなく、受け入れ側の設計の問題です。
稼働に余力があるなら、まず派遣元と相談し、契約時間の見直しや、次回更新時の条件調整を検討するのが筋だと思います。派遣元と派遣先は、派遣労働者の就業実態や労働時間の枠組みについて連絡調整を行うことが求められています。

「人手が足りない部署」を埋めるための便利な調整弁にしてはいけない

人手が足りない部署があるとき、社内ではつい「今、比較的余裕のある人に手伝ってもらえばいいのでは」という発想になりがちです。
でも、派遣社員に対してそれをやってしまうと、派遣契約の前提を曖昧にし、「都合よく使える人」として扱うことになってしまいます。

これは、制度上の問題だけでなく、働く人への敬意の問題でもあると思います。

派遣社員は、あくまで特定の契約と条件のもとで働いているのであって、社内のどこにでも流用できる人員ではありません。
「暇そうだから別の仕事を振る」という発想は、一見合理的に見えても、実はかなり乱暴です。

私が妥当だと思う整理

私自身は、今回の件について、次のように考えています。

第一に、特定業務用の人材として受け入れている派遣社員を、別部署の人手不足対策に使うのは適切ではない。
第二に、もし本当に業務量が少ないのであれば、派遣社員本人の問題ではなく、受け入れ側の契約や配置の問題として見直すべきである。
第三に、対応するとすれば、別部署への流用ではなく、契約時間の調整や更新時の見直しを派遣元と協議するのが筋である。

おわりに

職場では、「せっかく人がいるのだから、有効活用したい」という考え方がしばしば出てきます。
それ自体は理解できますが、派遣という仕組みの上では、何でもかんでも柔軟に動かせるわけではありません。

だからこそ大切なのは、目の前の“空き時間”を埋めることではなく、
その人をどういう前提で受け入れているのかを、きちんと見直すことなのだと思います。

派遣社員の使い方を考えることは、単なる人員調整の話ではありません。
その会社が、契約や働く人をどれだけ丁寧に扱っているかが表れる場面でもあるのではないでしょうか。


ということで、ちゃっぴー、私の考え方を整理してくれてありがとう。。。

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この記事を書いた人

英語、登山、旅行、考えること

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