アサド政権が崩壊〜中東情勢、どうなってるの?〜

シリアのアサド政権が打倒された。

と言われても、正直 何がなんだかさっぱりです。

一体どういうことなの?と見て見ぬふりをしていましたが、
NHKの『時論公論』を見て、少し整理します。

情報が多くて、3回も見てしまいましてが。

ああ、中東って大変だなあ…

シリアの経緯を図解してみたけどどうでしょう。

アサド独裁政権は、反政府軍を弾圧して長らくシリアは内戦状態にある。アサド政権は、歴史的にアサドを支援していたロシア、イランのバックアップを受けて独裁を続けられているわけであるが、ロシアとイランは、現在それぞれの戦いで疲弊していて、シリアにプライオリティを置けるような状況ではなくなっていた。そのタイミングで、反政府軍が蜂起し、あっという間に制圧、アサドはロシアに逃亡する事態となった。


想定外にもアサド政権が倒されてしまったわけであるけれども、さて、その次はだれが政権をとるのか?ということが、もっぱらの話題であるわけです。

強力なリーダーシップを持った組織が政権を打倒したというわけではないようですね…

今後の流れ

暫定政権設立→ 新憲法の制定 → 選挙の実施 → 正式政権発足

反政府組織は、多様なグループで構成されるようです。主導したのは、「シリア解放機構」らしいですが、テロ組織に指定されているらしく、国際社会からの理解は得られるはずもなく、これから問題視されると。ただし、すでにシリア解放機構から首相が任命されているらしい。

そして、この突然のシリア政権崩壊は、中東のパワーバランスに大きな影響を与えています。

米国は、バイデン氏はシリア民主化を支援するとのこと。 トランプ氏は、シリアに介入すべきではないと発言。
トルコは、反政府組織を支援してきた。300万人のトルコ国内のシリア難民の帰還を進めたい。クルド人問題も。
イスラエルは、シリアが無政府状態になり、過激派組織の温床になるのではと。武器の流出。

などなどなど、時論公論では解説されていたけれども・・・

ちょーーーーーーー複雑!!!

自分の身に置き換えると、職場で別部署の同僚の話を聞いて、「周りの部署はほんと大変だよね…」といっている人たちに重なる。なんというか、もうその地域に生まれ育ってしまったらどうしようもないじゃん…て。

そして。
ちきりん氏が、このタイミングでアサド政権が倒されたのは、CIAが仕掛けたものじゃんないかって言っている。
アメリカって、そういうことするんだよね?多分。

チリのアジェンデ政権を倒したのは、米国であったとCNN ENGLISH EXPRESSで学びました。

でも、CIAというのもおそらく、米国政府内でも特殊な立ち位置である模様であるというのは、ふんわりと認識している。たしか、CIAについての番組を以前見たような気もするけれども…

国際情勢の理解を深めて、BBCでもCNNでもThe EconomistでもTIMEでも、かっこよく読んで世界平和について語れるようになりたいです…

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この記事を書いた人

英語、登山、旅行、考えること

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