『来週の韓国出張は、延期する!』
My bossがそう言った。
そう、先日、韓国厳戒令が発令され、韓国は大変な騒動に見舞われているとのことで、治安の悪化を懸念してそう判断したらしい。
えええ〜
出張準備したのに…来週のボス不在の間はゆっくりしようと思ったのに…という心の声虚しく。
しかし、ニュースをあまり見ていないので、韓国のことについては知らなかった。すごいことになっていた。
見落としかもしれないけれども、Espressoには、韓国の記事は挙がっていなかった。
BBCラジオでは放送されていた。
厳戒令のことを、英語でMartial Lawということを、はじめて知りました。
香港といい韓国といい、経済的には成功していると思われるこれらの国、地域も政治的にすごいことになる。
日本は、デモが起こるとか、そういうことないな…それはなぜだろうと、考えたくなる。
BBCでは、『民主主義の歴史が浅い、民主主義となって日がたっていない』と繰り返し、韓国のことを報道していました。韓国の若者たちは、民主主義の中で育ってきた人々だが、ある一定以上の年齢の人たちは、独裁時代を知っている人たちもいると。
欧米メディアは、そういう見方をするのか。
改めて調べると、韓国は1980年代くらいまで、軍事政権だったのですね。そして、1987年以降に民主主義になったと。
韓国は、近年、文化的には非常にメジャーで、先進的な国というイメージだけれども、民主主義となって日が浅く、浸透していないという国。民主主義を自ら作り上げてきたという歴史の人にとっては、そういう見方になるのだろうか?「どんなに外見を見繕ったって、民主主義が浸透していない、いまだ後進国だなっ」みたいな感じ?民主主義が唯一の、ベストな社会システムではないのだろうけれども、そういう風に、この現象から言語化するのか~と、「欧米の見方」をBBCから学んだ気分です。
民主主義ランキング(democracy index)によると、167か国中、日本は16位、韓国は24位となっているようです。そう、大した差はないじゃないか、なんて思いますが。
日本の民主主義indexを見てみると、指標がpolitical rightsとcivil libertiesとなっています。うーん、そうだよな。political rightsがあることが、普通なわけでは、ないんだよなと思い知る。
韓国を見てみると、political rightsが満点ではありません。えええ、これはどういうこと・・・調べてみたいですが、沼りそうなのでまた今度。。
テレビで、インタビューに答える韓国の人たちは、「これはNational Embarracement」だという。国の歴史に、思いをはせずにはいられない。
今日のvocabulary
- martial law 戒厳令
- with hindsight 振り返ってみれば、後知恵で
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