兵庫県知事選挙の中にある邪悪なもの

兵庫県知事選挙が、そんなにも話題になっているとは知らなかった。それを知ったのは、ちきりん氏のVoicyを聞いたからである。

有料Voicy500円を思わず購入してしまったけれども、内容については非常に価値があるものだったと感じる。

https://voicy.jp/channel/1295/6207788


500円って、まあまあの金額ですね。

新書0.7冊分くらいにはなる値段です。新書を出版するのであれば、出版社を絡めて時間もお金もかかるだろうに、ネットってすごいな。

さて、Voicyの内容は、①いったい兵庫県知事選挙で何が起こっているのかというサマリーと、②メディアの報道が単純化されていて違和感を感じるちきりん氏の所感である。

パワハラ県知事VS追い詰められた局長という構図。
それに対して
オールドメディアVSネットで世論を動かせるという新勢力。

しかし、ネット側については確固たる信念や正しさがあるのではなく、それはオールドメディアを壊したいからやっているのだというところに怖さを感じるとちきりん氏は言います。

そこには政治的なものや、世の中を良くしたいとか、そういうのではなく、個人的な恨みや巨大権力を潰したいからというためにただ利用しているだけだとのこと。 それは、言葉を選ばすに言うと、ネット勢力の邪悪な成功だと。

『邪悪な成功

邪悪な成功という言葉については、身近なところでも心当たりがある。

それは、職場で起こっている会社と労働組合の、毎年の春闘である。

労働組合は、会社側を何度も何度もついて、ボーナスを引き出そうとする。言っていることに一理あるのだけれども、会社側は辟易している。

しかし、労働組合は、何度かそのような成功体験があるから引き下がらない。

どっちもどっちという気がするけれども、長期的にみてよいかどうかというよりも、労働組合側の、目の前の成果を上げたい、ということだけが目立っているように感じる。

そこには未熟さや稚拙さはあるものの、それでも成果を上げるのであればなりふりなんてかまってられるかという勢いはある。

ただ、いつかぶり返しがくるのではないかと。

ちきりん氏は、今回の兵庫県知事選挙については、地方の自民党議員の体たらくがはなはだしいと言っていたが、職場に当てはめると、会社の体たらく、ということになるでしょう。

邪悪さがあるなかで、生きていくには。

そんなことを考えています。



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この記事を書いた人

英語、登山、旅行、考えること

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