役員秘書の上・中・下を考えてみる

NHKの番組を見ていたところ、平安貴族たちの権力闘争についての番組がやっていました。

多分見たのはこの番組です。

https://www.nhk.jp/p/heroes/ts/2QVXZQV7NM/episode/te/L33L9YXQR9

源頼朝、足利尊氏など武家の棟梁を生み出した源氏。その始祖とされるのが平安中期に活躍した軍事貴族、源頼光・頼信兄弟だ。二人が迫られたのは、藤原摂関家全盛の時代に貴族としていかに生き残るか。酒呑童子など妖怪退治の伝説で知られる頼光は藤原道長に徹底的に媚びることで出世。一方、弟の頼信は地方の反乱を鎮圧して名声を得、武家の棟梁への道を歩み始める。やがて訪れる「武者の世」の原点を、兄弟の生きざまに探る。

平安貴族や武士ががどのように上に取り入るか、媚びるかという話が出ていました。

脳科学者の中野信子氏が出演していて、うろ覚えですが『家来にも上中下がありまして…』という話をしていた。

曰く、ただ言われたことをやるだけのやつ、言わなくても先を読んでやるやつ、むしろ俺についてくればいいぞ、みたいなやつの3種類。

面白いなと思いました。そのまま秘書の仕事にも当てはまるのではないかと。

役員秘書の仕事もバラエティーに富んでいるのですが、秘書に限らず「指示されたことを完璧にやるのがよいし、それが自分の仕事だ。だから指示されるまで動かないし、秘書の仕事ではない」というスタンスの人もいるように思える。

わたしはそれとは違った意見を持っていて。それも一つの形かもしれないけれども、そうなりたいとは思わないし、できれば「言わなくてもその人の考えていることがわかる」くらいにはなれればなと。そして「役員たるもの、こうあるべき、役員の作法はこうで・・・」って示せるようになれればよいけれども。

さて、私の最近というか、以前より、もやもやポイントなのは以下のような点です。

●役員秘書は必要か、必要でないか?

●役員秘書は派遣社員でも十分か、それとも正社員がやるべきか?

●役員秘書はAI化できるかできないか?

それについては、答えは出ないし、きっと何度もテーブルに上がっては、どこか頭の片隅で考えている。

その一つの説明として、この「上中下」理論を使えるのではないかと思うのです。

こんな風に説明することはできるのだろうか。上中下というよりは、松竹梅としたほうが良いような気もするのですが。

外注して、プロの秘書は来るのだろうが、そのプロの秘書ってなんだろう?言われたことを確実にこなす、ファイリングが得意で会食店や手土産の良いお店を知っていて、事務が得意な人だろうか?でもそれって、上の理論からすると下の秘書なんですよね。それで十分でしょうか?

外注秘書がステップアップして、中レベルの秘書になることはできるのでしょうか?また、プロだからと言って上級秘書になることができるのでしょうか?ただ、「一般的にはこういうお作法なので、役員としてはこうしたほうがいい」というのは、外注秘書にもできる。一方で、それを自社の文化と合わせて、状況と合わせて、提案や判断をするのはなかなか外注では難しいというところ。

上中下それぞれの秘書がいるけれども、要は使いどころとコストの問題というところだろうか?

コストをかけてもいいなら、下の秘書をたくさん置いていてもよいがと。

まだまだ、たくさん考えることがあるし、言葉にしてすっきりしたい…

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この記事を書いた人

英語、登山、旅行、考えること

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