流し読み。手放すので、ざっと読んだ。
数年前に購入して、手元に置いたままだった。
著者であるユベール・ジョリーは企業再生のプロ経営者といったところか。ベストバイというアメリカ企業再建をどのように行ったか、という話。
「人を大事にする」ってずいぶんと耳障りの良いきれいごとを並べているように感じる。従業員の話を徹底的に聞く、そして実践することの重要性を説く。ノーブル・パーパスを掲げ、人を中心とした経営をすること。しかし、聞いて終わりということが多く、しかも、従業員と同じ目線になるというのがちょっと理解できない。放っておくと、従業員は好き勝手言うし、経営層が考えていることと従業員が考えていること、そろえることってなかなかできない気もする。あ、でも、だからちゃんと話さないといけないのか。
そして、自分が何によって突き動かされているのか?というのは考えるほうが良いと感じた。自分のモチベーションは何か?どのようなリーダーシップをとりたいのか?それを理解するために、経営者との対話が、従業員にとって必要で、それを理解した従業員はよりモチベーション高く働くようになる、ということだろうか?
ずいぶんと虫の良い話のように聞こえてしまうし、だまされている気がしてしまう。経営者と従業員は、同じ目線になるようなことはない気もする。従業員だってピンキリだろう。人を大切にする、の裏側にある言葉を探してしまうのだ・・・しかし、目指している方向、掲げている目標は同じでいようということかなあ?最近は自分の状況もあり、誰だって気持ちよく働きたいけれども、そうできない状況にあることは感じるのだ。
とりあえず、自分のSOURCE OF ENERGYは何か、ずっと考え続けていきたい。
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