大学生の時に、メンタル不調を起こして仕事を休んだ人の話を聞く機会がありました。
その人は国連で働いていて、バリバリと仕事をしていたけれどもある日鬱になって職場を休む。「鬱は心の風邪。真面目に頑張って働いて、そういう人が風邪をひいて戦線離脱していく」という話をしていたような記憶。そして、そういう真面目な人が不調になるなんておかしい、みたいな文脈もあったような、なかったような記憶。
***真面目に働いた人が、倒れるなんて、おかしい***という風潮があったと思います。
その話を聞いたのはかれこれ20年前で(2005年前後くらいじゃなかったかな)、社会問題としてメンタル不調なんかが出始めたころかな?私は学生だったので知らんけど。。でも確実に、「うつ病は誰でもなるもの。真面目な人がなりやすい。完璧主義で頑張り屋な人がなる」みたいなのが定番解説でした。
また、とある友達は「休職するかも。後輩たちがばたばた倒れていって、自分だけが頑張っているのがばからしくなった。みんな制度をうまく活用して休みながら働いている」から、休職するといっていました。えええ、なんだそりゃ。って思いましたが、その友人が働いているのは大会社だし、制度は整っているのでしょう。真面目に働くのがばからしいと。
そして先日見たイップスについてのテレビでも、真面目であることが原因の一つだといわれていた。

えっと・・・
つまりは、大変に短絡的にまとめると、真面目に頑張ったら鬱になる、ということかな。
我々って、真面目であること勤勉であることが美徳であるという社会で生きている。儒教とかの文化の影響もあるかもしれないけれども、そういう価値観。真面目に頑張っている人が報われないなんておかしい、と我々は言う。私も、まあ真面目なほうかしら?
でも、真面目であることがリスクであるとか健康上悪影響を与えるということにもなることが事実のようです。
真面目に仕事をやる人がいなかったら社会が成り立たないから、不良になろう!なんていえないんだ。
明らかに責任感が強い人や真面目な人が損をするということになっているよう。だって、一度メンタル不調を起こしたら、数年は立ち直れないんじゃないかと思います。本当にメンタル不調だったら、ですが。
真面目に働きつつガス抜きをしっかりするということ必要ということかな。
どういう風にすべきかわからない。無責任な仕事?そういう人が増えたら困るけど。
「あいつ、仕事がいいかげんだなー!」って言われて許してもらえるくらいがちょうどよいか?
「頑張りすぎないで」とか「自分を大事に」なんて言葉はあまり響かないなあ。誰が言うにしても自分のことなので、それは無責任に感じる。それに、自分を大事にということは、その当時はわからないものよ。
わたしもずいぶんと身を粉にして働いていた時期もあったけれども、それってまったくもっておかしな話だって、今だったらわかるかな。わたしが真面目か?と言われたら、それは違うといわれることが多そう。でも、こうあるべき、みたいな思い込みが強い人間ではあるかもしれない。
今後の目標を、ちゃらんぽらんになること、にしようかなあ。不良になることを目標にしようかなあ。
最近、「自分が一番損をしているような気がする」気がまたしてきてしまった。真面目に仕事してきたからこんなことになったんだよ。。真面目に与えられたことをこなしてしまったがゆえに、このポジションに拘束されている、という気持ちになっている。業務を放棄してもっとちゃらんぽらんに、いい加減にして「あいつには任せられない」くらいの評価をもらうくらいでないといけなかったのかも。ただの真面目ないい人、扱いじゃん?っていう気持ち。被害妄想か。。。。。

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