久々に図書館に行った。
今日は、カフェ勉強をしようと思い16時半に会社を上がったのだけれども、疲れ切ってまったくやる気がしなかった。家に帰ってさっさと寝るのもいいけれども、時間があるのでなにか有効活用したい…という貧乏性のわたし。
そんなことを思って帰宅の電車に乗っているときに、「図書館へ行こう」と思いついたのだ。
わたしの自宅から徒歩10分程度の場所に、最寄りの図書館がある。
最寄り駅より一駅手前で下車し、久々に図書館へ行った。
★★★
図書館は好きな場所の一つだ。
小学生の時から、自宅近くの小さな図書室に通い、そこでたくさんの本を借り、出会った数々の物語。新しい物語を読むのが楽しくて。高校生になって電車通学が始まると、駅近くの大きな図書館で過ごすのも楽しみの一つだった。図書館でたくさんの本を借りた。読んだ。
コロナ禍は在宅勤務をしていたが、昼休みになると図書館に行けるというのもよかったな。在宅勤務の醍醐味だったので、仕事中にリフレッシュのために図書館に行けるなんて最高だったなと、思いだす。
そんな図書館がとても好きだけれども、行く時間が取れない日は続く。行きたいとも思わなかったり。読書したい時期、したくない時期、というものもある。最近は電子書籍で読むことも多いので、購入することも多い。楽だし、すぐに手に入るし。もちろんお金はかかるが。
岡田斗司夫が、「図書館は、普通に働いている人が行くところじゃない。」なんて発言をしたので気になるけれども、もちろん図書館にもいいところがたくさんあるよなって、久々に思った。
図書館の良い点だけれども、当然だが自分の興味以外の本がたくさん目に入る。
そして、それらを眺めているうちに自分が今何に興味関心があるか、わかってくるのだ。
仕事、料理、健康、アウトドア、ファッション、哲学、歴史、などなど、棚ごとに分類された多くの背表紙が目に入り、興味のある棚には長時間立ち止まる。
ビジネス書を面白いなと思うことが多いけれども、仕事の疲労が多い時には全く読みたくないと思うし。
それは大型書店でも同様だと思うかもしれないが、図書館はかなり古い本もそろえられていて、それも面白い。最新刊だけではないのだ。昔読んだ本がある棚を眺めるのも、それはそれで楽しい。
★★★
そして、図書館では雑誌が読むことができる。
普段だったら図書館で雑誌は読まないのだけれども、今日は時間もあるし久々だしということで雑誌を眺めていたら、「家庭画報」という雑誌が目に入った。
手土産特集だったので手に取ってみた。仕事で手土産のことを考える機会があるので、参考にとよんでみたのだが、思いのほか充実した内容で知らないことも多く、興味深く大変ためになるものだった。
https://www.kateigaho.com/article/detail/177600
これからも読んでみたいな、と思った。
自分でも面白いと思ったのが、家庭画報という雑誌を面白く読めるまでになったのだなあということ。お姉さま(?)の興味関心を満たす雑誌だと思っていて、事実そうなのだと思うけれど…内容は、文化・教養・着物、とかそういうものなのだろうか。若いときは、ずいぶんと体力がない人が読むような雑誌だと思ったのだ。インドア派というか。。若者向けではないよね。
手土産特集以外には「美智子様ご卒寿記念」という文章があり、こちらも興味深く読めた。美智子様についての記事をこんなに真剣に読んだことが、いまだかつて、あっただろうか。そのほかには銀座の街を歌舞伎役者と歩く、とか紅葉狩り、とか。富裕層向けと思われる広告も多く、そのような商品はもちろん高級なので買えもしないけれども図書館で家庭画報を読んで、ちょっとずつ知識をアップデートしていく、そんな図書館の使い方もあるのだなあと、思ったのであった。
1時間弱滞在し、図書館を出たときには疲労がすっかり取れていた。会社にいることで精神的に疲れていたものが、回復したようだ。本を読むこと、それはストレス解消にもなると、聞いたことがある。
たまには図書館に行こう、そして、自分自身の変化を楽しもう。そう思った日でした。
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