【映画感想】顔を捨てた男

とあるNOTEを見て、この映画を知りましたので、早速見てきました。

映画『顔を捨てた男』公式サイト
映画『顔を捨てた男』公式サイト A24×セバスチャン・スタンが放つ、衝撃の異色作。理想と現実が反転する究極の不条理劇(スリラー)。2025年7月11日(金)公開 映画『顔を捨てた男』公式サイト

A24は、最近よく聞く映画スタジオですね。
この映画はなかなかシュールな映画でした。よく2時間の映画の中にこれだけ詰め込めたなあと思える。うまくまとまっている。
いったい何が良いのか悪いのか。分からなくなるというような映画。
顔に瘤があったり歪んでいたりで醜い容姿の主人公。容姿が醜いことで周囲からも敬意を払われないように感じている。
ある時治療でイケメンになったものの、同じような容姿の人間が現れて、彼にも執着するようになる。
うまく2時間でまとめて、すごい。顔が醜く生まれることだってあるし、私だって顔面麻痺になったし、いつどうなるか分からないじゃんね。
顔にとらわれずに、明るく生きよう、とかそういう話ではないと思う。自分を受け入れようとかそういうものでもないと思うし。シュールと言うかなんというか。映画を見て心をかき乱される、そんな話。いつ自分も同じ状況になるやら、という不条理もある。人生における不条理ね、いつか直面するのだろうとか、思う。

それにしても、ヒューマントラスト有楽町は良い映画館ですね。
駅前で便利なのに小さくて単館系のような親密さ。席数も少なくて良い。今回映画を見たときは、席は満席にはなっていたと思います。チケットを買ったときは半分くらい席は空いていたので、ネットでの事前購入ではなくて、映画館に来てから購入するひとが多いのだなあ。ちょっと意外かな。この映画館はいい映画をたくさんやっていそうなので、これからもきたい。

なお、このNOTEで映画を知りました。こういうことも、あるのだなあ。
彼女は、この映画をみると「自己肯定感が爆上がりする」と書いていました。彼女が言うようには自己肯定感が上がらなかったけれども、その点で言うと年齢が上がるにつれて「なんでこのような人生になってしまったんだろう」と「やはり私は自分の思うようにやってきてこれでよかったのだ」という気持ちが混ざり合うということを、私は思いましたのです。

note(ノート)
【映画感想文】醜いから俺はダメなんだと思った男がイケメンに生まれ変わるも、その後、自分そっくりな醜い...  ヤバい映画を見た。  A24制作の『顔を捨てた男』という作品なんだけど、間違いなく、映画史に残る一本である。いまはそんなヒットしていなくても、後々、多くの人が語り...
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英語、登山、旅行、考えること

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