『さらば、わが愛　覇王別姫』4K修復版を観ました

たまたま、4K復刻版上映があることを、知って観てきました。おそらく、国宝の影響で上映されたのかな。映画館は満席で若い人が7割くらいな印象で、周りの人に何で来たのですか？と聞いてみたかったです。

とりあえず、見終わった時の感想ですが…なんだかすごい映画を見てしまったなという感想。なんかすごかった。中国を駆け抜けた京劇俳優たちの話。日中戦争から文化革命まで。そこに京劇や戦争や同性愛や人間関係や、入っています。

なかなか真に迫るものがある。すごかった。

最近は時に集中して、時にダラダラと中国ドラマを観ているけれども、映画は無駄がなくすべてが計算されて配置されていて、俳優も素晴らしくストーリーもテンポが良く、衝撃的なシーンもあるも美しいシーンもあり。見せすぎず、省きすぎず、と感じた。まあ、一瞬ウトウトしたところもありますけど。なにせ3時間以上の映画だから長い類なのです。それでも、長いとは感じなかったですね。最後のパートはつらつらと涙が出てきて。文化革命すごいな、怖いな。全員同じ服着て、自分たちが美しいと思っているものをすべて否定してきて。なんか、すべてがすごい映画で、ものすごい。

主演のレスリー・チャン、調べるとこの人もなかなかすごい。中国や香港の映画も、非常に気になってきたのでした。