民族が分かれば中国がわかる

読みました。面白かった。

チベット族、ウイグル族などはまあまあ有名ですが、その他の民族についてとか、ことはそう簡単じゃないことなど、書かれている。著者は随分と中国について著作が多いひとみたいだな。

中国、広いし、中国自体がまずは最近概念を作ったもので国家としているだけであって。民族が多くいて公式には56民族いることになっている。

漢民族がその中心とされているようだけれども、モンゴル族としては、チンギス・ハンがいなければ今の中国は、こんなにも広大な領土を有してなかったということになる。満族にしてみれば、今の中国を作ったのは清王朝の満族だという。つい1世紀前までは、中国は秦王朝でその中心は満族だったのだ。

朝鮮族は日中韓にまたがり、各国で帰化したり暮らしている。大陸にいると、地域をまたいで生活していて。日本にいるとそんなに感じないけど、まさしく民族はこうやって移動してコミュニティに溶け込んで、同化したり軋轢を生んだりしているのか?わたしの周りは

あまりにも複雑で日本なんて吹っ飛んでしまいそうなくらい、そう思ってしまう。日本は小さなところでわちゃわちゃやってんな、そんな感じである。だからこその、明治維新での躍進が目を瞠るのであるか〜

面白すぎるな。歴史って、学校の勉強だけでどうにかできるものでなく、学校で習う歴史はあくまでbasementなんだ。それをもとに、いろんな経験や知識を肉付けしてって背景を知って今の事情をくっつけて…とみていくのかも。

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この記事を書いた人

英語、登山、旅行、考えること

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