NHKプラスで視聴をしました。
30~40年前まで世界を牛耳っていた日本の半導体製造企業は、今や世界から20年は遅れている状況となっている。かつてイケイケだった半導体を日本でもう一度やろう!そのためにRapidusを頑張ってやっています、という内容のNHKスペシャルでした。
視聴をしていると、それなりに感動します。
プロジェクトXのようでもあり、かつての漢(オトコ)たちの情熱を再集結させ、金(税金)や社長の人脈を駆使して、日本に一大産業をもたらそうというストーリーで、ぐっとくるものがあります。
そして思ったのです。「ああ、わたしの上司が好きそうな話だな~」と。
もうそういうの、おなかいっぱいです。。
私は半導体に詳しくはないけれども、かなりの技術が必要だということがこのドキュメンタリーをみて肌で感じることができました。ウイルスの何億分の一という細かい集積回路?とかそういう、もう、意味わからん。AIの発達と需要で半導体の需要はどんどん高まり、半導体が進化すれば電力の消費も少なく済むという。
こういうのは、なんだか昔のお兄さんが好きそう、って印象になってしまいました。
これで成功したら、わたしのイメージも変わるのでしょうけど。
2025年の国家予算は、一般会計で115兆円ですって。社会保障費がそのうち38兆円だとかで。
ざっくり過ぎるものですが、そのうちの1兆円を投下されているラピダス。
このドキュメンタリーからは、どうにも、お兄さんたちが自分たちの活躍の場を求めて、日本の輝かしい日の復活を目指してという美しい物語になってしまっているけれども、これをどう見るか。
この1兆円は、なぜ半導体なのか?国家安全保障とかにつながるからかな。
日本の競争力ある産業として、観光に一点投下するのも危険だからかな。(分散させる必要がある?)
まあ、NHKらしいとえば、そういう番組なのか。お兄様たちが感動して喜びそうな、エンターテイメント番組構成ってことかな。半導体についての理解が深まったので、見てよかったとは思います。(文章で読んでも半導体はなかなかむずかしい)


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