ついに、中国ドラマ『連花楼(れんかろう)』を見終わりました。2025年5月1日からAmazonプライムで配信されるという情報をキャッチしてからというもの、もうこの日をどれだけ待ちわびていたことか!連休中の旅先でもついつい続きを見てしまうほど、私の心を掴んで離さない作品でした。連休の鹿児島旅行は、ずっと見ていましたよ…
旅のお供に『連花楼』!一気見したくなる展開力
連休真っ只中、旅行をしながら『連花楼』を視聴。展開がとにかく早く、特に序盤はテンポがよくて、どんどん引き込まれました。複雑な人間関係や陰謀が巧みに絡み合い、視聴者を飽きさせない展開力はさすが中国ドラマ。
中盤はやや緩やかになり、ストーリーが一旦落ち着く感じもありましたが、最終話に向けて再び緊張感が高まり、目が離せない状態に。2025年5月17日、約2週間ちょっとで完走しましたが、毎話が濃密で心に残る時間でした。
ハッピーエンドでは終わらせない“余韻”のあるラスト
最終話では、主人公・李連花(りれんか)が最後に姿を現さないという衝撃の展開。病気が治ったのかどうかも曖昧なまま、視聴者に“余白”を残すような終わり方が印象的でした。ただのハッピーエンドで終わらせないところに、この作品の深みを感じます。
生死や人間の業、運命といったテーマが静かに浮かび上がる結末。それゆえに、物語が終わってもどこか心の中に残り続けるような、不思議な読後感ならぬ“観後感”がありました。
成毅(チョン・イー)の存在感がすべてを引き締める
『連花楼』の最大の魅力のひとつは、なんといっても主演の成毅(チョン・イー)の存在です。古装劇(時代劇)によく映える端正な顔立ちと、切なげな憂いを帯びた表情。その姿は、どこか日本の俳優・向井理さんを思わせる雰囲気すらありました。
特に、細身の衣装を完璧に着こなしたウエストの細さや、引き締まった立ち姿はまさに”古装男神”の名にふさわしい美しさ。李連花という、悟りを得たようなキャラクターにぴったりの“静かな強さ”を体現していて、彼の存在が物語に奥行きを与えていました。
個性派キャストたちの魅力も光る
脇を固める俳優たちも印象的でした。
- 曾舜晞(ツォン・シュンシー):若さと情熱を体現するキャラクターとして、物語に躍動感を与えてくれました。
- 肖順堯(シャオ・シュンヤオ):顎が割れているという特徴的なビジュアルがむしろ魅力に感じられる、味のある俳優さんでした。
そして、驚きだったのが『山河令』で葉白衣を演じていた**黄宥明(ホアン・ヨウミン)**の出演!前作ではカリスマ性あるキャラを演じていた彼が、今回はやや残念な役柄だったのが少し惜しかったですが、登場するだけでテンションが上がってしまう“推し”俳優です。
ツッコミどころもあるけど、それもまた愛おしい
後半、物語が加速しすぎて主人公たちが急激に強くなったり、「あれ?病気はどうなった?」といった描写の抜けも見られましたが、それもまた中国ドラマならではの魅力。完璧でないからこそ、愛着が湧いてしまいます。
戦いや謎解き、友情と裏切り、そして愛。『連花楼』はあらゆる要素がバランスよく盛り込まれており、視聴後にふと振り返って、もう一度見たくなるような、そんな不思議な吸引力を持ったドラマでした。残念だったのは、字幕の中国語名のフリガナが日本語読みだったこと。中国語読みだったらよかったのにな~陳情令とか山河令は中国語読みだった…
今後も中国ドラマ熱は続く!
現在の私の中国ドラマ遍歴の中でも、『連花楼』は特に心に残る作品となりました。これからも中国の歴史や文化を感じられるドラマ、そして俳優たちの美しさや演技力に触れながら、楽しんでいきたいと思います。
中国ドラマに興味のある方、成毅ファンの方、重厚な人間ドラマが好きな方には、ぜひおすすめしたい一作です!
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