最近は中国に興味津々で、歴史もすごく面白いと思うので本を読みました。きっと、ものすごーーーくざっくりなのだけれども、私みたいな初心者にはピッタリの内容。面白く興味深く読みました。
著者である岡本隆司さんについては知リませんでしたが、多くの本を出している方のよう。京大で東洋史の専攻の方。
自分が世界史を選択していなかったこともあるけれど、東洋史については随分と知識が抜けているのだと思います。
この本の良いところは、まず、歴史はその、風土や気候と言っても切り離せないものとしていることで、それは当たり前のことなのでしょうが…気候変動やその地域の気候と結びつけて、その流れを解説しているところ。確か、世界の気候を分類しているものがあったなあ。
中国史って、ほんとうにダイナミックです。
形を変え、攻防があり、農耕民族と騎馬民族のせめぎあいがあり、今の中国の形になるのもどれほどの過程があったのかと。すごく面白いので、これからも折に触れて中国史の本を読んでいきたいなとおもいます。
中国ドラマの役に立つのは、”中原” ”江南” の概念かしら・・・江南デルタ地帯というところが農業生産物の生産地となり、北に送られていた時代。確か、瓔珞にも江南から取り寄せたフルーツの木というのがあったな。
沖縄も、もともと中華圏だったのだよなあ。
歴史は、その時の政権のことを多く勉強するけれども、動きに影響を与えているのは、気候や農業生産物や工業生産物、外部環境の変化だったりするわけです。そういうのは、授業で重点的にやったという記憶はないけれども。
銀の生産量が減ったから…とか、寒冷化の影響で…とか、まさしくバタフライエフェクトのようなものか!?
ダイナミックさを感じます。
これだけ長い歴史ですが、おもしろいのは古代かな。神話の時代や三国志や、まだまだたくさんの知りたいことがあるというのはありがたきことです。
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